2010/06/19

Final



2010NBAファイナル第7戦、勝てば優勝が決まるボストン・セルティックスとロサンゼルス・レイカーズの激突は、両チーム堅守を誇ったフィジカルな展開の中、最後に抜け出したレイカーズが83対79で勝利し、チーム史上16度目の優勝を決めた。

ファイナルMVPは、コービー・ブライアントが受賞した。

この第7戦、レイカーズは第1クォーターで14対23、FG成功率は22.2%と大苦戦を強いられていた。そこから徐々に追い上げを図り、ついに最終クォーター、ホームの後押しも受け逆転に成功する。

残り6:11にデレック・フィッシャーの3ポイントで64対64、さらにコービー・ブライアントのFTで勝ち越すと、レイカーズは最後までそのリードを保持した。終盤はガソルが攻守にインサイドを支配し、セルティックスの猛追に耐え、シーズン最終戦を最高の勝利で飾った。

レイカーズは、コービーが23点に15リバウンド、ガソルが19点、18リバウンドを記録。さらにロン・アーテストが終盤貴重な3Pを決めるなど20点、 5スティールを記録し、試合後は初のNBAチャンピオン獲得に我を忘れて歓喜した。

フィル・ジャクソンHCは「キレイではなかったが、結果は最高だ。経験と辛抱強さで達成した」と、優勝達成に安堵の表情を浮かべた。さらにこの試合の MVPを問われると、終盤のチームの雰囲気を作り上げた選手として「ロン・アーテスト」の名を挙げた。

ガソルは、「まったくキレイな試合じゃなかったけど、そういう時こそハッスルプレイとリバウンドが大事になる。それができて良かった」とコメントした。

セルティックスはポール・ピアースが18点を挙げるなど、スターター5人が2桁得点を奪い、また終盤にラシード・ウォーレス、レイ・アレン、レイジョン・ロンドと3連続スリーで驚異的な粘りを発揮したが、あと一歩及ばなかった。

両チーム死力を尽くしたシリーズを制したレイカーズは、オーランド・マジックを下した昨年に続き連覇を達成した。新たなレイカーズの黄金期が築かれるのか、次なる目標は2011年優勝、そして3連覇である。

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